【都市科学部】ヤギを使ったYNUキャンパスの除草について(報告)

都市科学部および学内ワークスタディ予算により、2020年10月26日から12月25日まで2頭のヤギを飼育してキャンパスの試験的な除草を行いました。
今回飼育したヤギはザーネン種のメス(いそ子)とオス去勢(ゆう)の2頭です。ヤギは1本の杭にリードをつないで放牧し、行動できる半径は4mほどですが、1~2日程度で草を食べ尽くしてしまうので、教育学部側の林緑や正門、北門の里山などキャンパス内を移動しながら除草を行いました。
今回飼育したヤギはザーネン種のメス(いそ子)とオス去勢(ゆう)の2頭です。ヤギは1本の杭にリードをつないで放牧し、行動できる半径は4mほどですが、1~2日程度で草を食べ尽くしてしまうので、教育学部側の林緑や正門、北門の里山などキャンパス内を移動しながら除草を行いました。
キャンパスでの食痕調査から、ヤギの嗜好性値ではクスノキ、アカメガシワ、ヤマノイモ、クワ、ヤツデ、ヘクソカズラ、アオキ、クズ、イノコズチ、エビヅルなどがとても好まれていました。マンリョウ、ヤブガラシ、アズマネザサ、ヨモギ、ススキ、トウネズミモチはあまり好まれず、アマチャズル、シュロはほとんど食べられていませんでした。
緊張したり気が散ると嗜好性の高い植物のみをつまみ食いするだけになってしまうこと、安心することで嗜好性の低い植物まで採食し、有効な除草ができることが分かりました。
緊張したり気が散ると嗜好性の高い植物のみをつまみ食いするだけになってしまうこと、安心することで嗜好性の低い植物まで採食し、有効な除草ができることが分かりました。


今回の実験は、新型コロナウイルス感染症への警戒が続き、多くの講義がオンラインで行われていた時期における実施となりました。昼食時などにはヤギを見に来る対面授業の学生や職員、近隣居住者も少なくなく、またキャンパス内の保育園からは何回か園外活動として見学に来られていました。
ヤギの存在は学生を含め多くの人々の精神的健康によい効果をもたらしたことが期待されます。感染者を出すことなく無事に実験が終了し、感染リスクの低いキャンパスの野外において社会的に意義のある共同活動をおこなうことができました。
実施にあたりご協力いただいた教職員のみなさま、地域のみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。
ヤギの存在は学生を含め多くの人々の精神的健康によい効果をもたらしたことが期待されます。感染者を出すことなく無事に実験が終了し、感染リスクの低いキャンパスの野外において社会的に意義のある共同活動をおこなうことができました。
実施にあたりご協力いただいた教職員のみなさま、地域のみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。

(担当:都市科学部)