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工学研究院 渡邉正義教授、獨古薫教授、上野和英准教授の研究グループの成果が国際学術誌「ACS Energy Letters」に掲載されました

 大学院工学研究院 渡邉正義 教授、獨古薫 教授、上野和英 准教授の研究グループの成果が国際学術誌 ACS Energy Letters(2019年 11月 19日付、doi.org/10.1021/acsenergylett.9b02347)に掲載されました。

 本研究は科学技術推進機構(JST)、先端的低炭素化技術開発・特別重点技術領域「次世代蓄電池」(ALCA-SPRING)の一環として、負極に金属リチウムを用いないリチウム硫黄電池としてグラファイトー硫化リチウム電池を提案し、正極活物質の容量増大と、電池としてのエネルギー密度向上を達成した初めての報告となりました。

 リチウムイオン電池を超えるエネルギー密度を持つ次世代電池として注目されているリチウムー硫黄電池には、金属リチウム負極が使用されているためその安全性・安定性が大きな課題として残されています。一方、グラファイト負極・硫黄正極の双方に安定な電解液が発見されてこなかったことから、一般的にリチウム金属負極より安全性に優れるグラファイト負極を硫黄電池と組み合わせることがこれまで困難でした。

 本研究で報告した単一かつ少量の電解液でのグラファイトー硫化リチウム電池の構築は、今後の次世代リチウム電池の実用化検討に大きく貢献するものと期待されます。

(担当:大学院工学研究院)


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