JST戦略的創造研究推進事業(CREST・さきがけ・ACT-X)に採択
横浜国立大学は、本学の研究者がJST戦略的創造研究推進事業(CREST・さきがけ・ACT-X)に採択されたことをお知らせいたします。(CREST 1件、さきがけ 2件、ACT-X 1件)
本学では、次世代研究の中核となる研究グループ形成に対する重点的な支援や、若手研究者の多様な研究活動を支援してまいりました。
今後もこれらの取組のさらなる充実を図り、優秀な研究者の育成と先端的研究の推進を通じて、学術の発展と社会課題の解決に一層貢献してまいります。
採択者および採択課題は以下のとおりです。
●CREST
●さきがけ
●ACT-X
▶「CREST」とは
我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、独創的で国際的に高い水準の目的基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションに大きく寄与する、新たな科学知識に基づく創造的で卓越した革新的技術のシーズ(新技術シーズ)を創出することを目的とするネットワーク型研究(チーム型)です。特に、「ゆらぎの導入・制御による機能性材料の創製」領域では、材料の機能や特性を決定づける重要な因子の一つである、空間的・時間的なゆらぎに焦点を当て、その制御、活用を指導原理として材料創製を推進します。
・戦略的創造研究推進事業(CREST)
▶「さきがけ」とは
我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な目的基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションの源泉となる、新たな科学知識に基づく創造的な革新的技術のシーズ(新技術シーズ)を世界に先駆けて創出することを目的とするネットワーク型研究(個人型)です。特に、「材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発」領域では、世界中で顕在化している環境問題や資源問題のうち材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発を目的とします。
・戦略的創造研究推進事業(さきがけ)
▶「ACT-X」とは
我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、優れた若手研究者を発掘し、育成することを目的とするネットワーク型研究(個人型)です。特に、「トランススケールな理解で切り拓く革新的マテリアル」領域では、「トランススケール」というキーワードをもとに、より良い社会を築くための革新的マテリアル創成を目的とします。
・戦略的創造研究推進事業(ACT-X)
本学では、次世代研究の中核となる研究グループ形成に対する重点的な支援や、若手研究者の多様な研究活動を支援してまいりました。
今後もこれらの取組のさらなる充実を図り、優秀な研究者の育成と先端的研究の推進を通じて、学術の発展と社会課題の解決に一層貢献してまいります。
採択者および採択課題は以下のとおりです。
●CREST
研究者氏名:大学院工学研究院 教授 片山郁文
研究課題名:ナノ材料・デバイスにおける超高速ゆらぎの可視化と活用
研究領域:ゆらぎの導入・制御による機能性材料の創製
研究概要:
材料やデバイスのゆらぎを活用するためには、ゆらぎの時間的・空間的な波形を可視化し理解した上で、それらの制御手法を開拓することが必要不可欠である。本研究では、リアルタイムテラヘルツオシロスコープ技術とテラヘルツ走査トンネル顕微鏡を組み合わせ、ナノスケール・超高速なゆらぎを可視化する。さらに、それを用いて超高速ゆらぎを理解し制御することで、省エネルギー・高機能が可能な革新的デバイス機能材料を創出する。

研究課題名:ナノ材料・デバイスにおける超高速ゆらぎの可視化と活用
研究領域:ゆらぎの導入・制御による機能性材料の創製
研究概要:
材料やデバイスのゆらぎを活用するためには、ゆらぎの時間的・空間的な波形を可視化し理解した上で、それらの制御手法を開拓することが必要不可欠である。本研究では、リアルタイムテラヘルツオシロスコープ技術とテラヘルツ走査トンネル顕微鏡を組み合わせ、ナノスケール・超高速なゆらぎを可視化する。さらに、それを用いて超高速ゆらぎを理解し制御することで、省エネルギー・高機能が可能な革新的デバイス機能材料を創出する。
●さきがけ
研究者氏名:大学院工学研究院 助教 宇賀田洋介
研究課題名:イオンの複合化で挑む持続可能な水系蓄電池材料の創製
研究領域:材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発
研究概要:
環境負荷・資源制約の少ない水系ナトリウムイオン電池の構築に向けて、イオンの複合化がもたらす異種イオン効果や機能創発を活用し、電池劣化の要因となる自由水の少ない高塩濃度の電解液や、高容量・高安全性を併せ持つ層状酸化物に耐水性を付与した高性能電極を開発する。また、これらの材料を組み合わせた電池の充放電反応機構解明を通じて、長寿命な水系蓄電池を実現する材料設計指針の確立を目指す。

研究課題名:イオンの複合化で挑む持続可能な水系蓄電池材料の創製
研究領域:材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発
研究概要:
環境負荷・資源制約の少ない水系ナトリウムイオン電池の構築に向けて、イオンの複合化がもたらす異種イオン効果や機能創発を活用し、電池劣化の要因となる自由水の少ない高塩濃度の電解液や、高容量・高安全性を併せ持つ層状酸化物に耐水性を付与した高性能電極を開発する。また、これらの材料を組み合わせた電池の充放電反応機構解明を通じて、長寿命な水系蓄電池を実現する材料設計指針の確立を目指す。
研究者氏名:大学院工学研究院 助教 長谷川慎吾
研究課題名:革新的C-H結合変換に向けた金属酸化物クラスター触媒の創製
研究領域:材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発
研究概要:
アレーンの C–H 結合官能基化反応は、短工程かつ高原子効率で有用化合物が得られる反応形式である。しかしながら、有害・高価な酸化剤の使用、および位置選択性制御を配向基に大きく依存していることが課題として挙げられる。本研究では、金属酸化物クラスターと、アレーンを包接可能なホスト分子を担体表面に集積することで、O2を酸化剤とし、配向基を利用しない位置選択的なC–H 結合官能基化反応を実現する。

研究課題名:革新的C-H結合変換に向けた金属酸化物クラスター触媒の創製
研究領域:材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発
研究概要:
アレーンの C–H 結合官能基化反応は、短工程かつ高原子効率で有用化合物が得られる反応形式である。しかしながら、有害・高価な酸化剤の使用、および位置選択性制御を配向基に大きく依存していることが課題として挙げられる。本研究では、金属酸化物クラスターと、アレーンを包接可能なホスト分子を担体表面に集積することで、O2を酸化剤とし、配向基を利用しない位置選択的なC–H 結合官能基化反応を実現する。
●ACT-X
研究者氏名:大学院理工学府 博士課程後期学生 森野琢水
研究課題名:多元系実用材料における組織発展予測手法の確立
研究領域:トランススケールな理解で切り拓く革新的マテリアル
研究概要:
本研究は、ナノ・メソスケールで形成される材料組織とマクロスケールの熱力学特性を結びつけるために、CALPHAD 法とフェーズフィールド法を直接連携させる DCC(Direct CALPHAD Coupling)モデルを開発・拡張し、実用多元材料の組織形成を高精度に予測する計算基盤の構築を目的とする。これにより、経験則に頼らない合理的な材料設計を実現し、革新的なマテリアル創成を加速する。
研究課題名:多元系実用材料における組織発展予測手法の確立
研究領域:トランススケールな理解で切り拓く革新的マテリアル
研究概要:
本研究は、ナノ・メソスケールで形成される材料組織とマクロスケールの熱力学特性を結びつけるために、CALPHAD 法とフェーズフィールド法を直接連携させる DCC(Direct CALPHAD Coupling)モデルを開発・拡張し、実用多元材料の組織形成を高精度に予測する計算基盤の構築を目的とする。これにより、経験則に頼らない合理的な材料設計を実現し、革新的なマテリアル創成を加速する。
▶「CREST」とは
我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、独創的で国際的に高い水準の目的基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションに大きく寄与する、新たな科学知識に基づく創造的で卓越した革新的技術のシーズ(新技術シーズ)を創出することを目的とするネットワーク型研究(チーム型)です。特に、「ゆらぎの導入・制御による機能性材料の創製」領域では、材料の機能や特性を決定づける重要な因子の一つである、空間的・時間的なゆらぎに焦点を当て、その制御、活用を指導原理として材料創製を推進します。
・戦略的創造研究推進事業(CREST)

▶「さきがけ」とは
我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な目的基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションの源泉となる、新たな科学知識に基づく創造的な革新的技術のシーズ(新技術シーズ)を世界に先駆けて創出することを目的とするネットワーク型研究(個人型)です。特に、「材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発」領域では、世界中で顕在化している環境問題や資源問題のうち材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発を目的とします。
・戦略的創造研究推進事業(さきがけ)

▶「ACT-X」とは
我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、優れた若手研究者を発掘し、育成することを目的とするネットワーク型研究(個人型)です。特に、「トランススケールな理解で切り拓く革新的マテリアル」領域では、「トランススケール」というキーワードをもとに、より良い社会を築くための革新的マテリアル創成を目的とします。
・戦略的創造研究推進事業(ACT-X)

(担当:研究・学術情報部研究推進課)