私たち横浜国立大学モダンダンス部は、2018年8月に開催された第31回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)にて作品「破面」が奨励賞を受賞しました。今年度の受賞によってモダンダンス部は4年連続受賞を果たすことが出来ました。

全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)は創作ダンスの甲子園と言われるほどの大きな全国大会であり、このような大会で受賞出来たこと、本当に嬉しく思います。

今回の作品「破面」は、現代社会で人々を取り巻く様々な情報(身体的・社会的・精神的特徴)によって思い込みや偏見を抱き、そういった外面的な情報をもとに「そういう人だ」と決めつけてしまっている現状に私たちが疑念を抱いたことから生まれた作品です。

他者からの思い込みや偏見によって抑圧され、知らず知らずに他者に付けられてしまっている"面"。その面を破り、自分の本質を強く持ち続けようとすること、現状を破り続けていく姿を伝えた作品です。"面"をモチーフに様々な動きやリフト(人を持ち上げること)、表現、構成、音楽、衣装を工夫しました。総勢17名で舞台に上がる最後の最後まで全力で悩み、チームとして一丸となって臨んだ全国大会でした。そういった様々な過程が結果に結びついたのではないかと思っています。

また、昨年度ご退官された高橋和子先生をはじめとして様々な人に支えられて成し遂げた結果でもあると強く実感しています。

最後になりますが、私たち横浜国立大学モダンダンス部を支えてくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。また、平成31年3月10日(日)にいずみ中央駅からすぐのテアトルフォンテという劇場で第30回横浜国立大学モダンダンス部自主公演が行われます。本大会での受賞作品はその舞台でも再演致しますので、是非お越しください。心よりお待ちしております。

モダンダンス部