【プレスリリース】多様な植物を食べるジェネラリストも絶滅危惧種になりうることを解明
【プレスリリース】多様な植物を食べるジェネラリストも絶滅危惧種になりうることを解明
―環境省絶滅危惧IA類のアカハネバッタを例として―
京都大学大学院理学研究科 山本哲史 助教と横浜国立大学大学院環境情報研究院 内田圭 科研費研究員(いずれも研究当時は神戸大学大学院人間発達環境学研究科 研究員)は、環境省絶滅危惧種、長野県特別指定希少野生動植物、種の保存法に指定されているアカハネバッタ(学名Celes akitanus)の生態を明らかにするため、本種の糞を収集し、糞に含まれる植物のDNAから本種の食性解明を試みました。その結果、アカハネバッタはさまざまな植物を食べられるにもかかわらず、餌植物の種類が少ない草原では個体群を維持できないことが示唆されました。
本研究の成果は、草原の植物の多様性を保全することが、多様な生物の保全に繋がることを示唆しました。今後の生態系管理のための基礎情報を提供する重要な成果です。
詳しくは、詳細資料をご覧ください。
問い合わせ担当先
横浜国立大学大学院環境情報研究院・科学研究費研究員 内田 圭
メールアドレス:k.uchida023gmail.com
(担当:総務企画部 学長室 広報・渉外係)