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令和2年度 卒業式・修了式の中止について

卒業生・修了生の皆様
保護者・ご家族の皆様

令和3年2月5日
横浜国立大学長
長谷部勇一


令和2年度 卒業式・修了式の中止について


 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和3年2月3日に、政府より首都圏の1都3県及び関西圏の3府県など10自治体に対して、2月7日までの予定であった「緊急事態宣言」を3月7日まで延長する旨、発表がありました。神奈川県もその対象に含まれ、感染者数の減少傾向は見られるものの、感染状況や医療現場の逼迫状況は依然として厳しい状態にあり、同宣言解除後も、予断を許しません。
 こうした状況を踏まえ、本学としては、3月25日に予定しておりました令和2年度の卒業式・修了式の式典は中止することとし、各学部・大学院ごとにキャンパス内で、卒業生・修了生の皆様のみ参加の学位記授与を行うことといたします。実施方法・スケジュール等の詳細は、各学部・大学院ごとに、改めて本学WEBサイト等でお知らせします。本方針は、緊急事態宣言が3月7日以前に解除された場合でも変更しない予定です。
 なお、学位記等を当日受領できない場合は、所属の学務担当の窓口にご相談ください。

 令和2年度は、百年に一度とも言われる感染症が猛威を振るい、本学の学生の皆さんもこれまでに経験のない厳しい状況下で勉学に励んで来られました。特に卒業、修了予定であった皆さんは、大きな制約を受ける中で、例年に変わらぬ研究成果をまとめてこられました。改めて皆さんの努力に敬意を表します。そうした皆さんの努力をたたえ、新たな人生の第一歩をお祝いしたく、常盤台キャンパスで卒業式・修了式を挙行すべく準備を進めて参りましたが、緊急事態宣言が延長されるという厳しい状況に鑑み、中止という判断をいたしました。

 この時期に卒業式・修了式中止の判断は早すぎるとのご意見もあろうかと思います。その点も十分に考えましたが、新型コロナウイルスの変異種の広がりも危惧される中、緊急事態宣言が3月7日に解除されるという確たる見通しがないこと、また3月7日に宣言解除となった場合でも、卒業式・修了式が予定されている3月25日までは一月足らずとなり、皆さんの卒業式・修了式参加の準備やその後にひかえた新生活に支障が生じかねないこと、また欧米の現状に見られるように気を緩めると急速な感染拡大の危険性が依然として高いことなどを総合的に考え、苦渋の決断をいたしました。卒業生・修了生の皆さんにとりどれほど大切な式典であるかを考えますと、誠に断腸の思いですが、今はお許しいただき、まずは安心して新たな一歩を踏み出せるよう、ご理解とご協力をいただきたく、お願い申し上げます。
 卒業式・修了式の式典がなくとも、大学で学んだこと経験したこと自体が皆さんの財産です。そしてそのような皆さんを社会に送り出せたことが、大学にとっての大きな誇りです。これまでの勉学の成果やコロナ禍での様々な経験等を活力ある新たな社会の創造に活かしてください。大学はいつでも皆さんを応援しています。

 なお、保護者やご家族の皆様には、3月25日に常盤台キャンパスへのご来校を楽しみにされていた方もいらしたかと存じますが、安全確保の観点から、ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

 皆さんにとり、学生生活最後の良き思い出となるべき卒業式・修了式を中止させていただくことは誠に残念なことですが、ご卒業ご修了の後も、校友会・同窓会等を通して本学の情報をお届けするとともに、横国Day(ホームカミングデー)では校友会・同窓会のご支援のもと卒業生と学生・教職員が親しく交流する場も設けて参ります。皆さんも、こうした場を積極的に活用いただき、本学とのつながりを活かして人生をより豊かなものにしていただきたいと願っています。

 なお今後、更なる状況の悪化や政府等からの通知により、新たな対応をとる場合があります。その折には、本学WEBサイト等でお知らせいたしますので、ご確認のほど、よろしくお願いします。

(担当:総務企画部総務企画課)


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