今秋，理工学部講義棟が改修されるに伴い新設されるトイレについて議論が始まりました。講義棟は特に学生が最も馴染みのある場所であり，そのトイレは必須の場所です。そこでトイレのユーザーである学生を対象に，理想のトイレを大学に提案する「講義棟トイレ・デザインコンペティション」を開催しました。６月７日（火）の昼休みに表彰式が開催され，厳正な審査を経て選出された４件の受賞者・グループが学長から表彰されました。

本部長（学長）賞の１グループ（杉村さん・藤田さん，共に都市イノベーション学府修士2年）は，今後，大学事務局施設部と共に実際の講義棟トイレを計画する議論に参画してもらうことになっています。

【審査員からの講評】

・トイレ空間を皆が出会う交流の場として開こうという考えが良い。
・オールジェンダートイレの必要性，カームダウンするための場所としてトイレを再評価するなどの問題意識が素晴らしいと思いました。
・学生たちが真剣に大学の空間，公共空間の在り方を変えていかなければならないと感じていることがわかりました。
・誰もが自分以外の他者を思いやってデザインを考えてくれていた。このコンペが公共空間の在り方を改めて考えるきっかけになってくれれば嬉しい。