【プレスリリース】若い太陽の激しい活動が地球上での生命誕生をもたらした可能性
【プレスリリース】若い太陽の激しい活動が地球上での生命誕生をもたらした可能性
太陽エネルギー粒子によるアミノ酸・カルボン酸の大量生成
横浜国立大学大学院理工学府の小林憲正名誉教授、癸生川陽子准教授、中部大学の河村公隆客員教授、NASAゴダード宇宙飛行センターのウラディーミル・アイラペティアン博士らの研究グループは、初期地球大気を想定した二酸化炭素・窒素・水蒸気に微量のメタンを加えた混合気体に高エネルギー陽子線を照射したところ、アミノ酸やカルボン酸が多く生成することを見いだしました。本研究は、従来、アミノ酸などが生成しにくいとされていた初期地球大気でも、若い太陽から発せられた大量の高エネルギー粒子により生命のもとになる分子が、隕石などにより供給されるよりも多く生成した可能性を示したものです。
問い合わせ担当先
大学院工学研究院 小林憲正
メールアドレス:kobayashi-kensei-wvynu.ac.jp
(担当:リレーション推進課)