【プレスリリース】高エネルギー密度とコバルトフリー構成を両立する実用的ニッケル系電池材料の開発
【プレスリリース】高エネルギー密度とコバルトフリー構成を両立する実用的ニッケル系電池材料の開発
構造欠陥の制御により高性能電極材料開発を実現
横浜国立大学 藪内直明教授、総合科学研究機構 石垣徹主任研究員、物質・材料研究機構(NIMS)、住友金属鉱山株式会社らの研究グループは、新しいニッケル系層状材料 (Li0.975Ni1.025O2) を開発し、本材料がコバルトフリー構成でありながら、高エネルギー密度・長寿命の電池正極材料となることを発見しました。また、高性能化は材料の欠陥構造の制御により実現しており、材料の合成方法も従来手法を利用できるため、当該材料は実用的な電池材料としての利用が期待できます。
本研究成果は、エルゼビア社が出版する 「Energy Storage Materials誌」(インパクトファクター 20.831) に2024年1月にオンラインで掲載されました。
Energy Storage Materials 掲載記事
問い合わせ担当先
工学研究院 教授、先端科学高等研究院 主任研究者 藪内直明
メールアドレス:yabuuchi-naoaki-pwynu.ac.jp
(担当:リレーション推進課)