【プレスリリース】量子インターネットへ向けた多重通信による高レート量子もつれ生成手法の発明
【プレスリリース】量子インターネットへ向けた多重通信による高レート量子もつれ生成手法の発明
横浜国立大学の堀切智之教授(大学院工学研究院 / 総合学術高等研究院)と同研究室の吉田大輔さん(理工学府大学院生)は、LQUOM株式会社と共同研究を行い、量子通信長距離化に必須の量子中継による量子もつれ生成高レート化を可能にする手法を発明しました。
通信ネットワークの完全なセキュリティへつながる量子暗号通信や、クラウド量子計算の安全な使用、分散量子計算など数々のアプリケーションを可能にする次世代通信基盤が「量子インターネット」です。それにつながる量子中継には量子メモリが搭載されます。これまで高い量子通信速度を実現し得る多重化システムにおいて、量子インターネット上でのアプリケーション実装に適した2量子間もつれ生成の効率的手法は実現されていませんでした。今回の成果はそれを可能にするものです。
本研究の一部は、内閣府ムーンショット型研究開発事業(JPMJMS226C)、総務省「量子インターネット実現に向けた要素技術の研究開発」(JPMI00316)、NEDOディープテックスタートアップ支援事業の支援にて行われました。
本研究成果は、国際科学誌「Communications Physics」にて2024年11月15日(ロンドン時間)に掲載されました。
Communications Physics 掲載記事
問い合わせ担当先
大学院工学研究院 教授 堀切 智之
メールアドレス:horikiri-tomoyuki-bhynu.ac.jp
(担当:リレーション推進課)