演目：『玩辞楼十二曲の内　土屋主税（がんじろうじゅうにきょくのうち つちやちから）』
参加人数：30名

2025年6月20日（金）、校友会の支援による「異文化体験プログラム」の一環として、サンパール荒川にて、「Discover KABUKI－外国人のための歌舞伎鑑賞教室－」を鑑賞しました。

今回の演目の「土屋主税」は、江戸時代の赤穂事件を題材とした忠臣蔵外伝のひとつで、赤穂浪士やその周辺人物をめぐるエピソードが描かれています。

上演に先立ち、「解説 歌舞伎のみかた」が行われ、歌舞伎の基本的な特徴や観劇のポイントが、英語字幕付きで丁寧に説明されました。特に、物語の中心となる「赤穂浪士の討ち入り」に関する解説は、観客が物語に入り込みやすいよう工夫されていました。

本編では、英語字幕に加え、日本語および英語の音声ガイドも提供され、参加者は舞台の世界観に引き込まれている様子でした。伝統的な衣装や化粧、音楽といった独自の芸術表現とともに、物語の展開そのものにも深く惹きつけられ、歌舞伎の魅力を存分に楽しんでいたようです。

参加者からは、「事前の解説がとてもわかりやすく、観劇の際にとても役立ちました。」「伝統芸能のすばらしさを堪能できた素晴らしい機会でした。」「現代の日本語と昔の日本語が全く違うということを学ぶことができました。」などの感想が多数寄せられました。本プログラムを通じて、参加者が日本の伝統文化に対する理解を深め、異文化への興味や関心をさらに広げる貴重な体験となりました。