2019年5月14日（火）、ウズベキスタン共和国大使館よりガイラト・ガニエヴィチ・ファジーロフ特命全権大使、アジゾフ・シロジェ一等書記官および日露通訳者の池田氏が本学を表敬訪問されました。本学からは、中村文彦副学長（国際・地域担当）および仁田知樹国際戦略室長が出迎えました。

会談では、中村副学長からの歓迎のご挨拶と本学についての概要紹介の後、ファジーロフ特命全権大使より、お礼のお言葉と今回の表敬の目的についてご説明がありました。2015年の安倍首相のウズベキスタン訪問をきっかけに、現在はウズベキスタン国内にウズベキスタン・日本青年技術革新センターが設立されており、教育分野は国内でも優先順位の高い課題となっているとのことでした。具体的には、毎年70万人の高校卒業者のうち、ほとんどが高等教育機関への進学を希望するものの、ウズベキスタン国内の大学定員は既卒者の約9%程度にしか対応できていないという教育事情があるとのことでした。そのため、5年のうちに、国内の大学定員を増やしたり、海外の大学との交流を増やし留学できる若者を増やしたり、海外大学とウズベキスタン国内の大学で共同学部を設立するなどの対応策を講じ、受け皿を25%にまで改善する目標を掲げているとのお話しがありました。

表敬訪問の後、本学内にいる5名のウズベキスタンからの留学生とともに、受入研究室である大学院工学研究院の藤本康孝教授および辻隆男准教授の研究室を訪問しました。各研究室では、留学生からの研究内容の説明や実験装置のデモンストレーションが行われ、大使と留学生の間で直接の交流がもたれました。

今回の大使訪問をきっかけに、今後ウズベキスタン共和国との教育および研究において益々の交流の発展が期待されます。