2019年11月26日（火）、中国の外交学院より曲博 国際関係研究所所長・副教授および周永生 国際関係研究所教授が本学を表敬訪問されました。本学からは、中村文彦 副学長、田名部元成 国際戦略推進機構企画推進部門長・教授、徐浩源 国際戦略推進機構教授・学長特任補佐が出迎えました。

懇談では最初に中村副学長より歓迎のご挨拶とともに、現在本学では在学中に一度は海外体験プログラムに参加し、且つ学内の短期や正規留学生を増やしキャンパス内での国際交流を活性化する取り組みを促進することにより、国際感覚を身に着けた学生を排出するという教育目標を掲げていることが紹介されました。それを受け、外交学院の曲所長よりご挨拶と外交学院の紹介がありました。外交学院は、全学生数が約2,400名と中国の中では小さな大学であり、外交学与外事管理系、外語系（日本語、フランス語、スペイン語）、国際経済学、国際法系、英語系など、本学の国際社会科学研究院の分野とも重なる教育研究を提供していることが紹介されました。また、これまでのダウンタウンキャンパスの他、北京中心から約40㎞離れた郊外の新キャンパスについても紹介がされました。

今後の活動については、椛島洋美 国際社会科学研究院教授が先月、外交学院を訪問し、今後の学生交換留学や国際法および国際関係の分野における合同ワークショップ、本学学生の外交学院博士課程での受け入れの可能性などについて協議したことが共有され、具体的な活動について今後検討されることが確認されました。また、日中関係がご専門の周教授より、日中関係、日米関係、日韓関係など最近の外交状況に絡めてさまざまな質問があり、YNU教員より個人的な見解も共有され活発な懇談となりました。

今回の訪問を通して、協定校である外交学院との更なる交流の発展が期待されます。