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環境情報研究院 鈴木淳史教授、工学研究院 丸尾昭二教授に「発明表彰」を授与しました

 6月29日(月)に本学の発明表彰実施要綱に基づき、令和2年度(第14回)発明表彰授与式を行いました。発明表彰は例年、発明の日である4月18日の前後に実施しているものですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け延期していました。
 令和2年度は、発明や知的財産の活動に関して特に顕著な業績があった教職員に授与される表彰(功労)を環境情報研究院の鈴木淳史教授が、学術的に特に高い評価を得た発明を行った教職員に授与される表彰(奨励)を工学研究院の丸尾昭二教授がそれぞれ授与されました。
 当日は長谷部学長から鈴木教授、丸尾教授に表彰状と記念品目録を贈呈後、梅原理事を交え、新型コロナウイルス感染症対策を行った上で例年より時間を短縮して歓談を行いました。

 鈴木教授は、長年ハイドロゲルの物性の基礎研究と実用化を目指した開発研究に取り組んできました。中でも、生体適合性のあるポリビニルアルコール(PVA)を生体に有害な化学物質を一切用いることなく架橋し(高分子の鎖同士を連結すること)、高強度と高含水率を両立させるための基礎的な研究に取り組み、これまで蓄積してきた学術的基盤を活かして生体適合特性・生体類似機能をもつ人工関節用軟骨の実用化や医療シミュレータとして生体に近い質感と強度を持つ素材の開発を行いました。最先端の医療用素材の開発に向けて顕著な業績があったと認められ、表彰(功労)に至りました。

 丸尾教授は、フェムト秒レーザーを用いた超微細3Dプリンティングに関する長年の研究実績を発展させ、複数の材料を用いて機能部品を一体造形できるマルチマテリアル造形法を考案し、複数の特許出願を行っています。さらにこの特許を基礎にして大型プロジェクトを獲得し、工学研究院の複数の若手教員との共同研究により「光駆動ドロプレット・プリンティング技術の開発と応用研究」を展開しています。これらにより、本学の発明に関して特に顕著な業績があったと認められ、表彰(奨励)に至りました。

(担当:産学・地域連携課)


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