４月１８日の「発明の日」を記念して、発明表彰実施要綱に基づき、４月１９日に令和５年度発明表彰授与式を行いました。通算第１７回目となる今回の授与式では、工学研究院の藪内直明教授、環境情報研究院の吉岡克成教授が、発明や知的財産に関し特に顕著な業績があった者に授与される功労賞を、工学研究院の光島重徳教授、黒田義之准教授が、発明実施に関する功績を残した者に授与される功績賞を、それぞれ授与されました。
　藪内教授は、長年リチウム過剰バナジウム系正極材料の開発に取り組み、著名な学術雑誌への論文掲載等、顕著な研究業績が高く評価されたことにより、昨年度に続き2度目の功労賞受賞となりました。
　吉岡教授は、サイバーセキュリティの最先端研究を進め、その研究成果を活かしてサイバー攻撃を観測・分析する技術等を開発し、社会実装の実績も数多いことが評価され、功労賞受賞となりました。
　光島教授及び黒田准教授は、共同で水素エネルギー社会を実現するための基盤技術として、電気化学や材料化学の観点から水電解、有機ハイドライド、燃料電池等の材料、計測、デバイス分野の研究に継続的に取り組み、産業界への技術移転に多大な功績を挙げられたことが評価され、功績賞の受賞に至りました。