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第17回神奈川産学チャレンジプログラム結果報告

受賞後、梅原学長とともに記念写真
受賞後、梅原学長とともに記念写真
 令和3年12月15日(水)に、第17回神奈川産学チャレンジプログラムの表彰式がパシフィコ横浜で開催されました。
 神奈川産学チャレンジプログラムとは、神奈川県内の大学と社団法人神奈川経済同友会に加盟する企業及び団体が中心となって行う学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンペです。企業及び団体が抱える経営課題をテーマにあげ、これに対して学生チームは研究し実効性のある解決策やアイデアを研究レポートとして提示します。
 オンラインを活用するなど感染防止対策を講じた上で実施された第17回では、神奈川県内の19大学から157チームが参加し、42チームが優秀賞、23チームが最優秀賞を受賞しました。
 本学からは5チームが参加し、1チームが優秀賞、3チームが最優秀賞を受賞しました。
 各企業から本学受賞チームに送られた審査表・講評では、全体的に論理性、提案内容の有効性、説得力などを高く評価するコメントが多くみられました。
 なお、第18回神奈川産学チャレンジプログラムについては、令和4年3月中旬頃より、学生の皆さんへ募集を開始する予定です。今回は本学の全チームがゼミ単位での参加でしたが、異なるゼミ、学科、学部のメンバーで組んでの参加も歓迎します。

 本学の受賞したチームのテーマ及びチームのコメントは下記のとおりです。
 ※最優秀賞を受賞したチームのレポートについては後日、神奈川経済同友会のウェブサイトで公開される予定です。
【優秀賞】
テーマ:ウエルシアが生活に欠かせない地域インフラ企業となるための提案
(ウエルシア薬局株式会社)

チーム:加藤慎也、星田梨瑚、河原杏莉、三宅遼(経営学部/山岡徹ゼミナール)

チームのコメント
 企業を交えたプロジェクトは普段の大学生活でなかなか経験することではありません。チャレンジプログラムへの参加では日頃学んでいる分野を実際の社会・企業活動へ応用してみる、そんな貴重な機会を持てました。4ヶ月という長期間一つのことにチームとして取り組むことは初めての経験で、ゴールに向けて長期間活動する過程で道を見失いかけたりもしましたが、その都度チームメンバー全員で話し合いを重ねて進めました。そうして考えた案を企業さんに直に評価してもらい成果を出せました。チームとして感じていることは、チャレンジプログラムに参加することでしか得られないたくさんの経験をさせてもらい、一連の活動の中で成長を感じ取り今までの活動に自信が持てました。冒頭でも述べた通り、普段の大学生活で経験できることではありません。大変なことも多々ありますが、それに見合う「何か」が自分に返ってくるはずです。今後、是非とも企業のプロジェクトにチャレンジしてもらいたいです。
【最優秀賞】
テーマ:「働く人が健康であり続ける社会をつくる」ための神奈川県内における取組みプランの提案
(大塚製薬株式会社 首都圏第二支店)

チーム:佐津川久遠、荒井滉大、今瀧巧登、坂東威吹、田中舞(経営学部/山岡徹ゼミナール)

チームのコメント
 私たちがこの産学チャレンジプログラムへの参加を決めた最大の理由は、普段の学生生活では関わることができない企業の方々と共に課題解決に向かうことができる点でした。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、フィールドワークの制限はあったものの、実際に企業の方と連絡を取らせて頂き、企業の内情や目指す形を伺いながら、施策を詰めていくことが出来ました。私たちは大塚製薬様が保有している、健康セミナー・運動・食事などの健康知識を存分に活用した、中小企業の健康経営をトータルサポートする施策を提案しました。テーマ選びから発表まで、およそ半年の期間をかけてチームメンバーと共に作り上げた施策で、最優秀賞という素晴らしい結果を納めることが出来て、非常に嬉しく思っています。存分に対面講義が行われていない中ですが、同じゼミで学んできたゼミ生と学んできた内容を形に出来る貴重な機会を、ぜひ今後参加する学生にも、良い機会にしてもらえたらと思います。
【最優秀賞】
テーマ:ICTを活用した建設業界の労働環境改善策
(京急建設株式会社)

チーム:山中静司、前田悠歩、青田千春、齊藤睦、志水秀陽、中塚達也(経営学部/真鍋誠司ゼミナール)

チームのコメント
 本プログラムへの参加理由はゼミで参加することになっていたからですが、経営学部生として学んできた知識を生かすことを目標に掲げていました。
 しかし取り組んだテーマは経営学の知識を生かしたビジネスプランの提案というより、ICT活用の提案というものでした。私たち経営学部生はICTにあまり詳しくなく、ICTの情報を集めてもそれがどのように応用できるのか考えることはとても難しかったです。それでも建設業界で既に使用されてしまっている技術を提案するのではなく、他業界で使用されている技術の改良や既存技術の新しい組み合わせといった、独自性のあるものを提案できたことは誇らしく思います。
 最優秀賞を頂いたことに関しましては大変に光栄に思っております。6人という大人数のグループでしたが各々が得意な分野で力を発揮し、大人数の力を生かせた結果だと思っています。また中間報告の場を多く設けて頂きアドバイスで導いて下さった真鍋教授、質問にご丁寧に回答して頂いた京急建設様と大成建設様のご助力あってこその受賞と考えております。
 最後にこれから本プログラムに臨まれる方にアドバイスなのですが、一生懸命やれば様々な力が付くので頑張ってください。
【最優秀賞】
テーマ:ウィズコロナ・アフターコロナにおける三浦半島エリアへの旅客誘致策(企画きっぷ等を活用した新しい三浦半島の過ごし方の提案)
(京浜急行電鉄株式会社)

チーム:清水雄貴、早崎美桜、丹羽樹李奈、角田真子、上西凌(経営学部/真鍋誠司ゼミナール)

チームのコメント
 まずは率直に、このチームで最優秀賞を頂いたことをうれしく思います。
 清水チームでは、真鍋ゼミの取り組みの一環として産チャレに参加し、ウィズコロナ・アフターコロナという逆境において三浦半島の観光を振興するという課題に取り組みました。
 フィールドワークを重ねていく中で、多人数での観光が難しい状況や観光地の営業自粛を目の当たりにし、改めて本テーマの難しさを認識しました。
 チームで考え抜いた結果、「昨今増加するお一人様需要をキャッチし、より気軽に、より満足度の高い三浦半島旅行を楽しんでいただけるようなコンシェルジュアプリの開発」を提案し、結果として高評価を頂くことができたことで、大きな達成感と喜びを感じております。
 反省点もあり、次回があるとすれば、レポートにしっかり経営学的なアプローチを盛り込むこと、発表時にスライドや追加資料を配布し理解を深めていただくことの2点に取り組んだ上で、周囲と差別化できるような楽しい発表を心掛けたいと思います。

(担当:学務部学生支援課)


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