大学院工学府生がナノ学会第13回大会で「若手優秀ポスター発表賞」を受賞
受賞情報
受賞者の森本翔大さんと山崎貴大さん
2015年 5月 11 - 13日の期間、東北大学でナノ学会第 13回大会が開催され、大学院工学府 物理工学コース修士 2年の森本翔大さん、山崎貴大さん(指導担当 一柳優子准教授)が、若手優秀ポスター発表賞を受賞しました。この会議は、ナノサイエンスとナノテクノロジー研究の先駆者が集結する学際的なレベルの高い会議です。森本さんは「機能化した磁性ナノ微粒子を用いたマウス肝臓の質量分析イメージング」というタイトルで、ナノ微粒子の生成から物性評価、そして質量分析用マトリックスとしての新しい機能化方法を確立し、医学への応用を提案しました。また、山崎さんは「Coドー プしたデラフォサイト型AgFeO2ナノ微粒子の作製と磁化測定」というタイトルで、独自の製法により複雑な構造を持つ AgFeO2 ナノ微粒子を生成し、磁気特性や局所構造の分析から Coイオンによるフラストレーションを持つ磁気秩序の影響について発表しました。
本賞は、本大会の「ナノサイエンス、ナノ材料、そしてナノフルイド」をテーマとして 100件以上に及ぶ発表の中から特に優秀と認められたものです。ほか 2名の院生も受賞は逃したものの、第一線で活躍する研究者に直接発表を聴いてもらい、高評価を得て充実した会議を体験することができました。
同コースの大野かおる研究室の大学院生 1名も同賞を受賞し、受賞者 11名中 3名が横浜国立大学という快挙となりました。