大学院工学府生が 66th Annual Meeting of the International Society of Electrochemistry で「優秀ポスター賞」を受賞
受賞情報

賞状
2015年 10月 4日~ 9日に、台湾の台北にて開催された 66th Annual Meeting of the International Society of Electrochemistry において、大学院工学府 博士課程前期 2年 濱崎真さん(指導教員:光島重徳 教授)が、優秀ポスター賞に輝きました。
受賞対象となった論文題目は「Evaluation of durability of titanium-niobium oxides mixed with Ti4O7 as non-precious metals and carbon-free cathodes for PEFC in sulfuric acid at 80 oC」です。この論文では、固体高分子形燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cells)の空気極触媒として、導電性Ti酸化物に複合酸化物を組み合わせ、カーボンと貴金属を使用しない、酸化物のみで構成された触媒の開発を目指しました。その結果、酸化物触媒が酸素還元活性を有すること、そして実機の運転条件に近い 80℃、0.1 M硫酸中において高い開始電位と耐久性を持つことを明らかにしました。64件の発表の中での受賞は濱崎さんの論文内容とプレゼンテーション能力が高く評価された結果です。
なお,この研究は本学のグリーン水素研究センターの太田健一郎 特任教授(代表)、先端科学高等研究院の石原顕光 IAS教授と共同で行い、得られた成果の一部です。ここに記して関係各位に感謝の意を表します。