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大学院工学府生が日本機械学会より「日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞」を受賞

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受賞情報

賞状

 2016年5月12日、大学院工学府 機能発現工学専攻 博士課程後期 1年の笛木隆太郎さん(指導教員:高橋宏治 教授)が「日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞」を受賞しました。

 受賞対象となった講演は 2015年 6月 19日に本学で開催された「日本機械学会 産業・化学機械と安全部門 研究発表講演会2015夏」における「ニードルピーニングによる溶接継手の疲労限度向上と疲労き裂の無害化」です。

 社会インフラなどの大型構造物やエネルギー機器、航空機や船舶などの輸送機器では溶接による部材の接合が行われていますが、溶接部は繰り返しの負荷に対する強度(疲労強度)が低いため、疲労き裂等の有害な欠陥が発生しやすい上、非破壊検査でき裂の検出が困難であり、破壊事故の起点となることが多い部位です。

 本研究では溶接部に対して、圧縮空気で振動する鋼製のニードルピンを打撃するニードルピーニング処理を行うことで、溶接部の疲労強度が向上するとともに、検査で検出されないき裂が存在していてもそれらを強度上無害化できることを明らかにしました。さらに、ニードルピーニング処理により無害化可能なき裂寸法の最大値を精度良く予測可能な方法を提案しました。

 研究内容の有用性、講演ならびに質疑応答における笛木さんの発表態度が高く評価され本賞が贈られました。


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