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大学院工学府生が2017年秋季 応用物理学会スピントロニクス研究会で「英語講演奨励賞」を受賞

教員・学生の受賞一覧

受賞情報

賞状

 2017年秋季 応用物理学会スピントロニクス研究会において、大学院工学府 物理情報工学専攻 物理工学コース博士課程前期 2年の千葉能久(指導教員:山本勲 教授)が「英語講演奨励賞」を受賞しました。

 受賞した英語による口頭講演の研究題目は「Polymorphic control of glycine crystals by LLIP method under high magnetic field II」です。

 本研究は強磁場を利用して結晶多形を制御する方法を見出し、そのメカニズムについての知見を与えました。液-液界面晶析法によってグリシンの結晶化を強磁場中で行い、その磁場効果を明らかにしました。物質に結晶多形が存在する場合、その制御が困難な場合が多く、純粋な結晶の作製が物質の特性解明と応用に重要です。本研究ではタンパク質の構成要素であるアミノ酸のグリシンの結晶化について、高磁場によるトルクを用いた結晶の姿勢制御と高勾配磁場によるファラデー力を用いた重力制御を行い、結晶の成長場を制御する方法を開発しました。本方法によりこれまで得難かったベータ型結晶を高収率で得ることに成功しました。本磁場効果のメカニズムを界面張力、磁気トルク、ローレンツ力、ファラデー力等を総合的に考察して合理的に説明しました。千葉能久さんの研究内容と英語でのプレゼンテーション能力が高く評価され、受賞に至りました。


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