大学院理工学府生が電気学会 電子・情報・システム部門で「技術委員会奨励賞」を受賞
受賞情報

賞状
大学院理工学府 数物・電子情報系理工学専攻 博士課程後期 3年の岩井康一さん(指導教員:濱上知樹 教授)が、 2022年 1月 28日に電気学会 電子・情報・システム部門で「技術委員会奨励賞」を受賞しました。
近年のAI・機械学習技術の発展は目覚ましく、特にXGBoostは要素が欠落したデータを含んでいても高精度での予測が可能であることから、企業における活用も盛んです。一方で、学習対象のインスタンスが互いのラベルに影響を及ぼし合うようなケースでは、インスタンスの特徴量のみを学習しても推論精度の向上は見込めません。
本研究では、XGBoostの推論機構をインスタンスの相互作用を組み込めるように拡張し、周辺環境によって価格が影響される不動産価格データでその有効性を示しました。機械学習の応用研究として、特に社会実装時に発生するデータ依存に関する問題の解決策を示したという点が評価され、受賞にいたりました。
論文名「インスタンスの相互作用を用いたXGBoostによる不動産価格推定」
理工学府 数物・電子情報系理工学専攻
博士課程後期 3年
岩井康一さん