大学院理工学府生が精密ネットワークポリマー研究会第16回若手シンポジウムで「ベストポスター賞」を受賞
受賞情報
賞状
2023年 3月 17日に早稲田大学西早稲田キャンパス(東京都新宿区)で開催された精密ネットワークポリマー研究会 第 16回若手シンポジウム(主催:高分子学会 精密ネットワークポリマー研究会)において、大学院理工学府 博士課程前期 2年の齊藤俊樹さん(指導教員:大山俊幸 教授)が発表した研究内容に対して、ベストポスター賞が授与されました。
受賞対象となった発表は「抽出済みコーヒー粕由来のエポキシ樹脂硬化剤の合成およびセルロースの回収」です。
この研究は、抽出済みコーヒー粕のフェノール処理により溶媒可溶部からフェノール化リグニンを回収できること、および溶媒不溶部の酸化処理によりナノセルロースを単離できることを明らかにしたものです。また、回収したフェノール化リグニンを硬化剤として用いて、石油由来の硬化剤を用いた場合と同等の性能のエポキシ樹脂硬化物を得ることにも成功しました。齊藤さんの発表内容とプレゼンテーション能力が高く評価され、今回の受賞に至りました。