大学院理工学府生が電気化学会第 91回大会で「優秀学生講演賞」を受賞
受賞情報

表彰状
大学院理工学府 化学・生命系理工学専攻 応用化学教育分野 博士課程前期 1年(受賞当時理工学部 4年)の松山由奈さん(指導教員:上野和英 准教授)が、2024年 3月 14日~ 16日に名古屋大学で開催された電気化学会第 91回大会において、「新規の非対称Liイミド塩を用いたグライム系電解液におけるイオン輸送特性の調査」というタイトルで口頭発表を行い、優秀学生講演賞を受賞しました。
本研究では、新規の非対称Liイミド塩を合成し、Li塩-テトラグライム等モル混合溶液におけるイオン輸送特性について評価致しました。その結果、電解液のLiイオン輸率が高くなる一方でイオン伝導率が低下するというトレードオフの関係が発現し、Li塩の構造のわずかな変化がイオン輸送特性に大きな影響を与えることを見出しました。松山さんの優れた発表内容とプレゼンテーション能力が高く評価され、受賞につながったものです。