大学院理工学府生が Dense ionic fluids Faraday Discussionで「PCCP Poster prize award」を受賞
受賞情報
賞状
理工学府 化学・生命系理工学専攻 エネルギー化学教育分野 博士課程後期 2年の須藤拓さん(指導教員:上野和英 准教授)が、2024年 7月 8日~ 10日にロンドンで開催された Dense ionic fluids Faraday Discussionにおいて、「Polymer-assisted Deep Supercooling of Li Salt: Application for Single Li Ion Conducting Electrolytes(和訳:高分子の微量添加による Li塩の深過冷却化:単一 Liイオン伝導性電解質への応用)」というタイトルで発表を行い、PCCP Poster prize awardを受賞しました。
本研究は室温で固体である Li塩に微量に高分子を添加することによって室温で安定な過冷却液体が得られるという発見と、その発現メカニズムの仮説について論じたものであり、応用先として Liイオンバッテリーに用いられる次世代電解質となりうることを報告しています。
イオン液体研究に従事する学生のみならず、博士研究員や教員も参加するポスター発表の中から特に優れた発表に与えられる賞であり、須藤さんの優れた研究内容とプレゼンテーション能力が高く評価され、受賞につながったものです。