大学院理工学府生が電子情報通信学会 磁気記録・情報ストレージ研究会で「磁気記録・情報ストレージ研究専門委員会 委員長賞」を受賞
受賞情報
受賞者(磯貝さん・左)
賞状
2024年 10月 31日〜 11月 1日に信州大学長野キャンパス(主:現地/副:オンライン)で開催された電子情報通信学会 磁気記録・情報ストレージ研究会において、大学院理工学府機械・材料・海洋系工学専攻 材料工学教育分野 博士課程前期 1年の磯貝直希さん(指導教員:大竹充 准教授)が、「電子情報通信学会 磁気記録・情報ストレージ研究専門委員会 委員長賞」を受賞しました。
同賞は、研究内容、講演、会議論文などが総合的に評価され、特に優秀と認められた学生に対して授与されるものです。
受賞対象となった研究の題目は「アモルファス Fe-B-N 合金膜の化学結合状態制御による低磁歪化」です。本内容は、2024年 6月に磯貝さんが国際シンポジウム(The 10th International Symposium on Advanced Functional Materials )で Excellent Poster Award を受賞した研究を更に発展させたもので、熱処理により複数の化学結合の割合を制御し、電磁エネルギー変換材料である鉄ボロン合金の磁歪を 10–5オーダーから 10–6オーダーまで低減できることを示しました。本研究の成果は、鉄ボロン合金の新たな材料設計指針を示すもので、省資源・省エネルギーな電磁変換材料の実現に繋がることが期待されます。