大学院理工学府生が第14回イオン液体討論会で「Chemical Communications 賞」を受賞
受賞情報
賞状
2024年 11月 12日~ 14日に福島県郡山市で開催された第 14回イオン液体討論会において、大学院理工学府 化学・生命系理工学専攻 エネルギー化学教育分野 博士課程前期 1年の松山由奈さん(指導教員:上野和英 教授)が、「 Liquid Electrolytes Composed of a Novel Asymmetric Li Imide Salt for High Li Transference Number(和訳:高 Liイオン輸率を目指した新規非対称系 Liイミド塩からなる電解質の創出)」というタイトルで口頭発表を行い Chemical Communications 賞を受賞しました。
本研究はエーテル鎖を持つ新規の非対称 Li塩を合成し、その構造に由来する Li塩の融点低下とイオン輸送特性について論じたものであり、 Li塩単独で新規の電解質として利用できうることを報告しています。
研究の重要性や得られたデータの質や量、データに基づいた考察と得られた結論の妥当性のみならず、発表技術や質問に対する回答の適切性など厳しい審査基準が設けられており、松山さんの優れた研究内容とプレゼンテーション能力が高く評価され、表彰につながったものです。