大学院理工学府生が日本機械学会で「若手優秀講演フェロー賞」を受賞
受賞情報
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賞状と盾
2024年 10月 5日、大学院理工学府 機械・材料・海洋系工学専攻 機械工学教育分野 博士課程前期 2年の遠山航平さん(指導教員:荒木拓人 教授)が「日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞」を受賞しました。
受賞対象となった講演は 2023年 10月 14日〜 15日に神戸大学で開催された「日本機械学会 熱工学コンファレンス 2023」における「自動データ生成による CNN ベースの気泡検出(PEM 水電解への応用)」です。
再生可能エネルギー分野では、PEM 水電解のさらなる効率向上のために、酸素気泡の輸送特性や生成メカニズムの解明が求められています。これまで、可視化観察で撮影された画像から気泡の影響を定量的に評価する試みが行われてきましたが、技術的な制約から多くの計測は人手によって行われていました。本研究では、機械学習のための訓練データを疑似気泡画像として自動生成し、学習された CNN を用いて画像中の気泡を人間の 10000倍の速さで自動検出・計測する手法を開発しました。
本賞は、日本機械学会(部会、支部も含む)が主催する講演会・シンポジウム等の研究発表会において、内容が有益で新規性があり、また発表の態度に優れた研究報告を行った 26歳未満の若手研究者に対して贈呈されます。