工学研究院 河村篤男 名誉教授が IEEE で「 IEEE WILLIAM E. NEWELL POWER ELECTRONICS AWARD 」を受賞
受賞情報
大学院工学研究院 河村篤男 名誉教授が 2024年 12月 18日に 「 2025 IEEE WILLIAM E. NEWELL POWER ELECTRONICS AWARD 」を受賞しました。
河村名誉教授は 1980年代に、世界で初めてマイクロプロセッサによる PWM インバータのデッドビート制御を実現しました。この技術革新により、当時主流だったアナログ制御器の信頼性や定常状態誤差の問題を解消し、デッドビート制御の高い信頼性、応答性、精度、堅牢性を生かした無停電電源装置や半導体製造装置への実用化が進みました。さらに、近年では MHz サンプルを用いたマルチレートデッドビート制御を提案し、大容量パワーエレクトロニクス機器のデジタル制御応答性を飛躍的に向上させました。これらの先駆的な貢献が認められ、今回の受賞となりました。
表彰式は、 2025年 10月に米国フィラデルフィアにて執り行われます。