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佐藤清隆教授(国際社会科学研究院)が、第62回日経・経済図書文化賞を受賞

教員・学生の受賞一覧

受賞情報

図書の表紙

佐藤清隆教授

2019年11月3日、日本経済新聞社と日本経済研究センター共催の2019年度・第62回「日経・経済図書文化賞」受賞図書が発表され、佐藤清隆教授が共同著書となった次の図書が選ばれました。過去1年間に刊行された経済図書の中で特に優れた図書に贈られるものです。

【受賞作】
Ito, Takatoshi, Satoshi Koibuchi, Kiyotaka Sato and Junko Shimizu, 2018, Managing Currency Risk: How Japanese Firms Choose Invoicing Currency, Cheltenham, UK: Edward Elgar (DOI: 10.4337/9781785360138).

【佐藤教授のプロフィール】
佐藤 清隆(さとう きよたか)
1968年、長崎市生まれ。
1991年3月横浜国立大学経済学部卒業。
1998年3月東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。
2001年2月東京大学より博士 (経済学) 取得。
2001年4月 - 2002年8月(財)国際東アジア研究センター 上級研究員
2002年9月 - 20010年3月横浜国立大学経済学部附属貿易文献資料センター准教授
2010年4月 - 2013年3月横浜国立大学経済学部附属貿易文献資料センター教授
2013年4月 - 現在  横浜国立大学 大学院国際社会科学研究院教授
専門:国際金融

【最近の主な業績】
•Ito, Takatoshi, Satoshi Koibuchi, Kiyotaka Sato and Junko Shimizu, 2018, Managing Currency Risk: How Japanese Firms Choose Invoicing Currency, Cheltenham, UK: Edward Elgar (DOI: 10.4337/9781785360138).
•Ong, Sheue Li and Kiyotaka Sato, 2018, “Regional or Global Shock? A Global VAR Analysis of Asian Economic and Financial Integration,” North American Journal of Economics and Finance, 46, pp. 232–248.
•Nguyen, Thi-Ngoc Anh and Kiyotaka Sato, 2019, “Invoice Currency Choice, Nonlinearities and Exchange Rate Pass-Through,” Applied Economics (published online: 27 August 2019).

【受賞作の概要】
日本企業は円ではなく米ドル建てで輸出を行なう傾向が強い。なぜ日本企業は為替リスクを負ってまで米ドル建て取引を行うのだろうか。本書はこの「パズル(謎)」を解明するために、日本の本社企業と海外現地法人へのインタビュー調査とアンケート調査を実施し、日系企業の貿易建値通貨選択と為替リスク管理、特に近年注目されているサプライチェーンや企業内貿易における建値通貨の選択に関する情報を独自に収集して、実証分析を行なった。日本企業の先進国向け輸出では、現地市場の競争の激しさから現地での販売価格を安定させることを狙い、輸入国通貨を建値通貨として選択している。他方、アジア向け輸出の建値通貨選択は、アジアに所在する自社の現地法人(生産拠点)からの最終輸出先と建値通貨選択に強く影響される。現地法人の最終輸出先が米国であれば、日本からアジアへの輸出及びアジアから米国への輸出という一連の企業内貿易が米ドルに統一される強い傾向が観察される。また、企業規模が大きくなるほど、海外現地法人との取引を米ドル建てで統一し、企業グループ全体における為替リスクを本社に集約して、効率的な為替リスク管理を行う傾向があることを明らかにした。

【佐藤教授の喜びの一言】
2007年から10年以上、「日本企業の為替リスク管理と貿易建値通貨選択」というテーマで、共著者3名と日本企業に対するインタビュー調査とアンケート調査を行なってきました。その研究成果として出版した本書が日経・経済図書文化賞を受賞することになり大変嬉しく思います。この研究は、私たちのインタビュー調査とアンケート調査に快くご対応頂いた日本企業の方々のご協力、そして独立行政法人経済産業研究所による調査への継続的なご支援がなければ決して実現しえないものでした。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

【長谷部勇一学長からのお祝いメッセージ】
このたび、佐藤清隆教授が第62回「日経・経済図書文化賞」を受賞されたことは、本学にとって栄誉であると同時に、経済学を探求する同僚として大変嬉しく思います。
本賞は、過去1年間に刊行された経済・経営に関する図書の中から特に優れた作品を表彰するもので、経済および経営・会計分野の学問、知識の向上に貢献すると共に、その一般普及・応用に寄与することを目的として昭和33年に設立された権威ある賞です。本学の現職教員としては、第4回(1961年度)には沼田嘉穂教授『固定資産会計』(ダイヤモンド社)、第17回(1974年度)には宮崎義一教授『現代の日本企業を考える』(岩波書店)、第42回(1999年度)には、権上康男教授『フランス資本主義と中央銀行 ーフランス銀行近代化の歴史ー』(東京大学出版会)が受賞されており、佐藤教授は4人目の受賞者となります。
国際経済学分野を専門とする佐藤教授は、経済産業研究所との共同研究による実証分析等で成果をあげているほか、海外ジャーナルのエディターや国際コンファレンスの主催者として国際的にも活躍しています。また、教育者としても学生・大学院生への研究指導には定評があり、特に多くの優秀な留学生が彼の下で学び、国内外に優秀な若手研究者を輩出しています。
これからも、国際経済分野における研究をさらに推進されて、グローバル・エクセレンスな研究拠点として発展されることを期待しております。


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