都市イノベーション研究院 鎌原勇太 准教授と今井真士 非常勤教員が「日本選挙学会賞(優秀ポスター)」を受賞
受賞情報

賞状
2025年 5月 17・ 18日に慶應義塾大学で開催された日本選挙学会において、大学院都市イノベーション研究院 鎌原勇太 准教授と今井真士 非常勤教員が「日本選挙学会賞(優秀ポスター)」を受賞しました。
両名の共同研究の成果としてポスター報告した“Appointed Seats and Reserved Seats in Selectorate Theory: Introducing a Dataset for Latin American Countries”が、 2024年度の優秀ポスターとして認められたことによる受賞です。
権力維持・獲得の観点から政治指導者の政策決定をモデル化する「選択権者理論」(selectorate theory)は、比較政治学において重要な理論とされます。しかし、この理論に関連する概念や指標の精緻化は不十分であるとされています。本研究は、少数派保護の観点から導入される傾向にある割当議席と任命議席を、この選択権者理論における権力維持・獲得の観点から再解釈し、情報幾何学のα-divergenceを利用した新たな指標・データセットを提案しています。
なお、鎌原勇太准教授は、昨年度受賞の優秀論文に続く、2年連続の日本選挙学会賞の受賞です